「SDGs」についてもっと知って、
自分ごととしてアクションするきっかけです。
電車、お店、学校、会社で「SDGs」という言葉は聞いたこともあるかもしれません。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(サステナブル・デベロップメント・ゴールズ)」の略。
日本語でいうと「持続可能な開発目標」で、その目標は17コあります。
2030年までに、世界のみんなでクリアしたい問題を、
地球を良くしていきながら続けてできるように作られました。
でも、自分とどうつながっているんだろう?
(出典:スウェーデン気候変動研究機関, Stockholm Resilience Center)
(日本語に改訂)
17コの目標をこうしてウェディングケーキのように、3段に分けてみると、もっとよく分かってきます。
土台の生態系(生き物や自然)があって、はじめて2段目の社会活動ができ、さらにその上の経済を動かすことができます。
現在、人間は生き物や自然の資源を、それが元に戻るよりも早いスピードで、たくさん取ってきてしまいました。
その結果、2050年には30%〜50%の生き物がいなくなる、と言われています。
一番下の土台ができていないと上もくずれてしまうように、そうなると私たちの生活もできなくなってしまうのです。
そうならないように、私たちが今の生活を続けられるか。
その分かれ道に、今立っています。
今着ている服も、使っているパソコンやケータイも、
実は全て、もともとは自然からできています。
今までは、資源を自然から取って、作って、捨てる「直線的な社会」でした。
でも地球から取れる資源には限りがあります。
山を削って、次の日には元通りの山!......というわけにはいかず、
また元の状態になるにはまた何年もかかります。
そこで、資源をなるべく大切に使おうというのが
資源を循環する社会
です。
サーキュラーエコノミー ともいいます。
資源を取って、作って、捨てずにリサイクルをしてループするようにします。
そうすることで新しい資源を取ることなく、ゴミも出さずに生産ができます。
循環することで、
今までのように自然からただ取っていくのではなく、再生することを目指しています。
循環するようなものづくりに、取り組んでいる人たちはたくさんいます。
実は、今回クイズで答えてもらったモノたちも、循環されるように作られました。
それぞれくわしくご紹介します!
スーパーに行くとほとんどの果物や野菜は
同じ形、サイズ、色だと気づいたことはありますか?
実は多くの食べ物は味が同じでも
見かけがよくないことからスーパーでは売れません。
日本でも1人1日1杯のご飯分の食べ物を捨てています。
そんな捨てられるはずだった野菜や果物を乾かして、
パウダーにし、「fabula」のような板を作り出せます!
材料により、色、香り、テクスチャーも代わります。
オレンジで作られた「fabula」は
薄い茶色のオレンジの爽やかな香りがする素材に変身。
インテリアや生活の中でも使えてしまう!
食べ物を捨てるのではなく、
新しい素材としてなにがつくれるでしょうか?
世界のゴミの40%はなんと建築材料!
建築材をリサイクルするのは難しいです。
見本市が終わるとディスプレイのほとんどが
ゴミとして処分されています。
早いペースで新しいものを作って捨てる
今の時代にあった建材を使うとどうでしょう?
木材のゴミときのこを使った「mycelium mockup」
ブロックは時間が経つとのりとして1つに融合し、
きのこがブロックに生えてきます。
やがてきのこに覆われたブロックは自然に返るので
建材のゴミを減らせる上に、きのこのソテーは絶品!
ファッション業界が、石油業界の次に
環境を汚染している産業だと知っていますか?
服の全体の60%に使われている化学繊維は、
洗うとマイクロプラスチックが出てしまう素材。
多くの海の生物に影響をしています。
パイナップル生産日本1位の沖縄。
パイナップルは収穫する時、
葉を切り落として身のみを取ります。
残った葉の部分はいままでゴミとされていましたが、
葉を糸にして生地にしたのがこの「KISEKI LABEL」。
パイナップルから作られた服は土に返すことできます。
そんな循環型の自然由来素材を選んで使おう!
ペットボトルは石油由来だと知っていますか?
新しい石油を掘り出してプラスチックを作るのではなく、
すでにプラスチックとして作られている物を
再利用して形に変えてみたのが「feelt」。
硬質フェルトとリサイクルペットボトルから作られた糸を使い
家具やインテリア商品も作れてしまう!
ペットボトルを生まれ変える技術はたくさんあるので、
新しい資源から作られたものではなく、
リサイクルされた素材のものをなるべく見て買ってみよう!
自分の生活を変えることで、家庭からのCO2を 14.4% も減らせる。
環境にプラスとなるアクションをご提案!できそうなものを1つ選んでやってみよう。
「スマホを朝まで充電しておこう!」
確かに夜に充電することは楽ですが、
本当に充電するのに一晩中かかるのでしょうか?
家の5%の電力は
「待機電力」に使われています。
使わないときはこまめにコンセントを抜いたり、
スイッチをオフにしてみよう!
世界で食卓に出る料理で牛肉を使ったものは18%。
でも牛を育てるために、
世界の農作地の83%も使っています。
牛のゲップやおならはCO2の28倍の
温室効果があるガスを出していて、温暖化を早める原因でもあります。
週1から肉を食べず地元の野菜を食べる日
「ベジデー」をしてみませんか?
地元でとれた旬の野菜を食べると
私たちも地球もヘルシーに!
「うちの電気ってどこからきてるの?」と
家の人に聞いてみよう!
家庭のCO2排出量の67.5%が
電気だと知っていましたか?
CO2を減らすには再エネが◎。
再エネとは「再生可能エネルギー」で太陽光や風力、地熱などのこと。
大きくCO2をカットするには
おうちの電気を再エネに変えてみよう。