当日は若者から寄せられた5つの質問に伊藤先生が答えてくださいました。
オンラインで次々に上がってくる質問にお答えいただき、活発な話し合いが行われました。
詳しくは当ページ下部のレポートをご覧ください。
伊藤 武志 – Ito Takeshi –
大阪大学 社会ソリューションイニシアティブ (SSI) 教授
社会の新しい価値づくりの専門家
早稲田大学政経学部卒。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院 MBA 城西国際大学大学院経営情報学研究科博士後期課程修了。博士 ( 経営学 ) 銀行、経営支援会社代表を経て 2018 年大阪大学 SSI に参加 電力広域的運営推進機関運営員会委員。
この 200 年間、問題も多くありましたが、進んできたこともあります。
たとえば、SDGs や「誰一人取り残さない」といった取り決めがとうとう世界でおこなわれたこと。 誰一人見捨てない、この宣言には、SDGs という行動目標があることで、実行性を伴っている、そういう意味で、人類 初の画期的なものだと感じています。
あるいは、科学技術は、インターネット・スマートフォン・オンライン通信・GAFA のサービスなど、かなり進展して きており、情報の透明性を向上できる可能性がかなり高まっていること。 これによって、「誰一人取り残さない」という大きな目的のために、みんなで協力できる可能性が高まっています。
「できない」ことから考えるのではなく、技術的にできることであれば、みんなで世の中を知り意識を変え協力すれば 可能になるという前提で、おおきな夢も小さな夢も描いて、共有して、行動していく、といったことをしていただけれ ばと思います。
私自身、十数年前には今のような世の中がくることは予想しておらず、やはり人類はダメなのかなと思っていましたが、 SWiTCH やここに集うみなさんのような方々がたくさんいて、このようにお話したりすることができるようになるのな ら、みんなが望むことは実現できるのではないかと感じるようになりました。
多くの仲間とともに、足下はしっかり踏みしめつつも、とはいえ、いつも千里の先、千里の道を考えながら、一歩目を 踏み出したいと思います。